発達障害者の精神年齢は幼い・・・とは言い切れないのでは。

 「発達障害者30歳成人説」、「発達障害者の精神年齢は概ね6~8掛け」といったようにADHDやASD(アスペルガー・自閉症スペクトラム)特性の強い人の精神年齢は基本的には低いと言われています。私たちが考えるに、これは所謂定型発達の人と興味関心の対象や深さが違う傾向があるからだと思います。比較すると、定型発達の方は客観や相対といったようなものを重視する人が多いのに対し、発達特性の強い人は主観や絶対というものを重視する人が多いと思います。これにより、例えば「30歳くらいに結婚して~」などのような一般社会になんとなく広がっている通過儀礼的なものをあまり気にしない人や上手くそういったものを経験できない人が多いから、このように言われるのではないかと思います。

 一方で、当然発達特性が強い人でも当然同じだけ生きているので、他のことに時間を使っているはずです。その時間を自分の興味関心の深いことに使ったり、思い悩む人も多いので自分の内面や哲学的な思考に時間を割いていることが多い印象です。なので、例えば「死生観」みたいなものは定型発達の人より深く老成した考えを持っているという人は多いと思います。つまり、この「精神年齢」という考え自体定型発達の人に合わせたものなので、一概に精神年齢が低い、幼いとは言い切れないのではないかと思います。


発達障害バーブラッツの運営するYouTubeチャンネル「ぽんこつニュース」内の動画になります→


発達障害者の精神年齢が低いと言われる理由の考察【通過儀礼・好奇心・経験や興味関心の偏り・定型発達との比較】【低いと言い切れないのでは?】

発達障害→絶対的・主観的、定型発達→相対的・客観的【ADHD・ASD】【比較・絶対評価・相対評価】

バーブラッツ(ADHDのマスターのバー)【公式】

生きづらさを抱えている人の居場所・発達障害(ADHD・自閉症スペクトラムなど)や就活や仕事で社会にストレスを抱えている人達の安心できるポンコツスタッフによるコミュニティカフェバー 発達障害BAR The BRATs【公式】